スマートウォッチとは?
近年メジャーになりつつある「スマートウォッチ」。
スマートウォッチとは腕時計型の電子機器のことで、文字盤をタッチすることでメールの送受信や電子決済などが行える多機能なウェアラブルデバイスです。
スマートフォンの時計版と思えばわかりやすいかもしれません。
Apple Watchだけではないスマートウォッチ
スマートウォッチというとApple Watchを思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、近年では様々なメーカーが様々な機能を搭載したスマートウォッチを展開しています。
さらに最近はファッションブランドやスポーツメーカーがスマートウォッチ市場に参入しており、機能的でファッショナブルな製品が増えています。
例えばスマートフォンと連動してアプリでウォーキングの歩数管理や心拍数を計測できるスマートウォッチもあります。
スマートウォッチでできること
では具体的にスマートウォッチでどんなことができるのか見ていきましょう。
時間の確認
ウォッチというだけあってこれができないスマートウォッチは存在しないでしょう。
時計という役割においてもスマートウォッチには便利な機能を持つ機種もあります。
例えば…旅行や出張で海外に行った際に、アナログ時計であれば飛行機内のアナウンスを聞いて手動で調整するという人も多いかと思います。
スマートウォッチでは機種によってはスマートフォンと連動して自動で日時調整を行ってくれます。
心拍数の計測
スマートウォッチにはほとんどのモデルに心拍センサーが搭載されています。
歩数・距離・消費カロリーなどの運動データの計測や、心拍数測定・睡眠記録といった活動量計として自分の身体のデータを管理できるんです!
また、血圧測定ができる機種もあり、スマートウォッチを装着してから数秒ほどで血圧値が表示され、アプリと連動させて測定データを管理することも可能です。
電子決済
電子マネー機能を搭載したスマートウォッチは、あらかじめスマホにクレジットカード情報を登録しておけば、支払いの際に連携したスマートウォッチの画面をレジの読み取り機に近づけるだけで決済ができます。
例えばランニング中にコンビニや自販機で飲み物を買う際も財布やカード、硬貨を持つ必要がないので身軽で便利。
スマートウォッチの決済機能は機種によって異なりますが、「Apple Pay」、「Google Pay」、「PayPay」などがいろんな決済方法があります。
モバイルSuicaに対応しているスマートウォッチであれば、あらかじめスマホと連動させてチャージしておけば改札もスマートウォッチをかざすだけで通ることができます。
GPS
スマートウォッチはアウトドアスポーツとの相性がよく、そのほとんどにGPS機能が搭載されています。
GPSを搭載したスマートウォッチであればナビ機能や、移動した経路のログデータを記録し、ルートを確認するGPSロガーとしても活用できます。
その他、現在地の標高や自分のペースを測るのに便利な高度計、天候の変化に備えられる気圧計、遭難等いざというときのためのコンパス機能など、登山時計用に特化したスマートウォッチもあります。
メール
多くのスマートウォッチは、LINEやメールで受信したメッセージを通知表示できますが、中には返信機能を備えたモデルも。
あらかじめスマホ側のアプリで定型文を登録しておくことで、メッセージの受信時にスマートウォッチの画面をタップするだけで登録した定型文を返信できます。
ちなみに文字入力ができる機種もありますが、画面が小さいため文字を入力するのはちょっと大変です。
タスク管理
スマートウォッチでは、一日のスケジュールやTODOリストをホーム画面に表示することができます。
スマホにも同様の機能はありますが、さっと腕を見て確認できるので、今やるべきことを常に意識できます。
その他たくさんの機能
他にも電話や防水機能、音楽再生、文字盤のデザインをカスタマイズする機能など、様々な機能があり、上記はほんの一例になります。
またスマートウォッチの機種によっては上記の機能がない場合もあります。
スマートウォッチのメリットとは?
スマートウォッチのメリットを見ていきましょう。
メリット1:機能的
上記であげたとおりスマートウォッチには様々な機能が搭載されています。
アナログやデジタルの腕時計にはない便利な機能性がスマートウォッチの一番のメリットです。
メリット2:スマートフォンと連動
スマートウォッチの大きなメリットとして挙げられるのが、スマホとの連動。
例えばLINEやメール、スマホにかかってきた電話着信をスマートウォッチで確認できたり、歩数や脈拍をスマホアプリで記録し管理する事もできます。
そしてスマホと連動することで「スマホを取り出す回数が減る」ことも大きなメリットです。
スマホを持って歩くのは手がふさがって不便な上、歩きスマホでの事故や落下破損の要因にもなります。
しかし、スマートウォッチであれば腕時計を見るように気軽に通知を確認できるため、混雑している電車内でもサッと確認できます。
メリット3:ファッショナブル
スマートウォッチは近年、スポーツメーカーやファッションブランド、腕時計ブランドが、未来的なデザインや、アナログ時計のようなシンプルなデザインなど、お洒落なデザインのスマートウォッチを発売しています。
ルイ・ヴィトンやエルメスのようなビッグメゾンもスマートウォッチ市場に参入しており、スマートウォッチが出始めた頃の「見た目が格好悪い」というようなイメージはほとんど無くなりました。
スマートウォッチのデメリットとは?
反対にスマートウォッチのデメリットとはどんなものがあるのでしょうか。
デメリット1:充電が必要
スマートウォッチは電子機器であるため、スマホと同様に充電が必要になります。
定期的に充電をするのが面倒くさいと感じている人にはあまりおすすめできません。
ただ、最近では文字盤に光が当たることで充電できるソーラー充電のスマートウォッチも発売されていますし、少しの充電でも長く稼働してくれる効率のいいものも多くなってきています!
デメリット2:スマートフォンが必要
基本的にスマートウォッチはスマホと連携して使うものなので、スマホ持っていないとスマートウォッチの機能を十分に使えません。
また、OSの古いスマホを使っていると、スマートウォッチと連携できないケースもあります。
デメリット3:精度は機種によってバラバラ
GPSや、歩数計、心拍数、血圧、睡眠時間といったモニタリング機能の精度は機種によって異なります。
専用のGPSロガーや医療機器ほど高性能ではないため、あくまで計測値は参考程度にすることが望ましいとされています。
デメリット3:文字盤が指紋だらけに
アナログウォッチであれば文字盤に触れることはほとんど無いので心配ありませんが、スマートウォッチは文字盤をタッチするという操作上、指紋が付着しがち。
スマホ同様にフィルムを貼って使っている人が多いようです。
スマートウォッチの種類
様々なメーカーから発売されているスマートウォッチですが、ここではその一部をご紹介します。
Apple Watch
スマートウォッチとして代表的なのが、Apple Watch。
Appleが開発したスマートウォッチでiPhoneユーザーはこちらのスマートウォッチを持っている人が多いかもしれません。
Apple Watchの最大の魅力はやはりiPhoneとの連携と、使用できるアプリが非常に多い事。
その他、音声エージェントSiriが使えたり、iPhoneがそばになくてもiPhoneと同じ電話番号をつかって、Apple Watchを使って通話ができます。
TAG Heuer コネクテッド
高級時計メーカーとして有名なタグホイヤーが展開するスマートウォッチ「コネクテッド キャリバー」は、文字盤のデザインカスタマイズ機能に加え、ストラップ、バックルなど、時計のパーツそのものをユーザー自身でカスタマイズすることができます。
OSはWear OS by Googleを使用しています。
Wear OS by Google
Wear OS by Googleはスマートウォッチのシステム(OS)のこと。
そのOSを使用して、様々なメーカー、ブランドがスマートウォッチを販売しています。
Googleが開発しているOSのため、GmailやGoogle Mapなどgoogleのサービスとの連携が充実しており、「OK Google」と話しかけることで、Google アシスタントとの会話を通して近くのカフェを探したり、お気に入りの音楽を再生することもできます。
Michael Kors(マイケルコース)
アメリカのファッションブランドMichael Korsが展開するスマートウォッチは多忙なライフスタイルにぴったりのおしゃれで洗練されたデザインのスマートウォッチです。
文字盤のデザイン変更機能、最新のスピーカー、心拍数トラッキング、決済機能、泳げる防水機能等を搭載。
別売の替ストラップへの交換も可能です。
OSはWear OS by Googleを使用しています。
Fitbit versa2
Fitbit versa2は毎日のアクティビティ、睡眠の記録を通して、ユーザーの健康をサポートするスマートウォッチ。
Fitbitはフィットネスを重視しており、ランニングやスポーツなど、さまざまなアクティビティを自動的に認識して測定します。
健康管理を目的にスマートウォッチを使用したい人におすすめです。
Amazon Alexaを搭載しており、ボタンを押して話しかけるだけで、天気予報のチェックやリマインダーの設定も行うことができます。
SUUNTO
80年以上の歴史を持つ、北欧フィンランド発の精密機器メーカーSUUNTO(スント)が展開するスマートウォッチ。
いくつかのシリーズを販売していますが、SUUNTOはアウトドア、スポーツシーンでの使用を重視しているのが特徴です。
登山に必要な高度計、気圧計、コンパス、天気予測機能や、80種類を超えるスポーツモードを搭載しており、測定基準を用いてトレーニング中に役立つ豊富なデータをわかりやすく表示してくれます。
専用のアプリとメールの通知を受けることもできます。
スマートウォッチとアナログウォッチとの違いを比較
スマートウォッチの機能やメリット、デメリットが分かってきたところで、アナログタイプの腕時計との違いについてみていきましょう。
スマートウォッチかアナログウォッチどっちがいいの?
ここまでスマートウォッチについて紹介してきましたが、実際腕時計を購入するのにスマートウォッチとアナログタイプの腕時計どっち購入するのが良いのでしょうか。
スマートウォッチはスマホと連動してタスク管理したり、電子決済機能があったりととても多機能ですが、アナログタイプの腕時計はそういった機能がありません。
ではアナログウォッチのメリットにはどんなものがあるでしょうか。
アナログウォッチのメリット
充電の必要がない
ソーラー充電対応機種を除く大半のスマートウォッチは、どんなにバッテリーのもちが良い機種でも1週間に1度は充電しなければなりません。
対してアナログタイプの時計には、基本的に電子機械を使用していないので日々の充電の必要がありません。
クォーツ式であれば電池交換が必要ですが、2年に1回の交換する程度です。
長く使い続けられる
スマホと同様、スマートウォッチは年々新しいシリーズが発売されています。
基本的にスマートウォッチはスマホとの連携がメリットのため、古い機種でOSのアップデートが対応されなければ新しい機種に買い換える必要がでてきます。
それと比べればアナログウォッチはメンテナンスさえしっかり行えば何十年と使い続けることができます。
設定が簡単
電子機器の設定が苦手という人は多いかもしれません。
スマートウォッチはその機能性の高さゆえに、自分が使いやすい時計にするためには初期設定に時間がかかります。
アナログウォッチであれば竜頭を回して日付、時間を調整するだけなので、簡単に使用できます。
試験やテストの際に持ち込める
スマートウォッチは、携帯電話ほど普及していないことから、受験案内に示されていなかったり、事前に注意されていないケースもありますが基本的にスマホと同様、試験中は電源を切ってしまっておく必要があります。
スマートウォッチを身につけることが習慣になってしまうと、いざ試験会場に行った際、試験中に使える時計が無く時間確認ができなかったというケースもあるようです。
学生や勉学を行っている人にとってはアナログウォッチは必須と言えます。
クラシカルで上品な印象
素材の質感やデザインなど、アナログウォッチはスマートウォッチにはない上品な印象を与えてくれるものもあります。
使えば使うほど味が出てきて、ちょっとした傷でさえも愛着が湧くのがアナログウォッチの良さ。
スマートウォッチはカジュアルなルックスが多いので、フォーマルや商談などのビジネスシーンにおいてはアナログウォッチが使いやすいと言えます。
アナログウォッチのデメリット
あえてデメリットを挙げるならスマートウォッチのような機能性がないことですが、「時間を確認すること」だけを必要とする人からすると、スマートウォッチのような機能性は必要ないため、デメリットはないと言えます。
アナログウォッチのおすすめ
比較的購入しやすい価格帯で、どんなファッションにも合わせやすい腕時計はどんなものがあるのでしょうか。
北欧デザインがオシャレ:Nordgreen(ノードグリーン)
デンマーク発の北欧ファッション腕時計ブランド、Nordgreen (ノードグリーン)。
シンプルながらも可愛い北欧デザインが多くの人に受け入れられています。
女優の小雪さんがアンバサダーをつとめ、環境や人に配慮したサステナブルなブランドとしても近年人気があります。
公式サイトなら割引クーポンを使うことで表示価格から15%OFF
ノードグリーン公式サイトで購入すれば購入時に「TENTO」と入力することで15%OFFのディスカウントが受けられます。
ノードグリーンの腕時計が気になっている人は、絶対に公式サイトからお得に買いましょう!
クーポンコード:TENTO
ビジネスシーンで間違いない:SEIKO(セイコー)
1881年に創業したSEIKO(セイコー)。
セイコーの名前の由来は「精巧(せいこう)」であるように高い技術で作られた腕時計が売りのブランドです。
日本の会社ということもあり、日本人から絶大な人気を誇ります。
お仕事はもちろん学生さんにもぴったりです。
アナログも可愛い:MICHAEL KORS(マイケルコース)
スマートウォッチでも紹介した人気ブランド「マイケルコース」のアナログウォッチも人気があります。
シンプルなデザインながら、柔らかい優しさが感じられるデザインになっています。
とにかく安くていいものが欲しい人に:CASIO(カシオ)
G-SHOCKで有名なCASIOですが、チープカシオの愛称でファンが多い低価格帯の腕時計が人気です!
5,000円以下でおしゃれで機能性にも優れた腕時計が買えちゃいます。
安くて可愛くて、しっかりしているので学生さんやいろんな腕時計を気分によって使い分けたい人にぴったりです。
シンプルでスタイリッシュ:SKAGEN(スカーゲン)
1989年にデンマークでヘンリック・シャーロット夫妻によって設立された腕時計ブランド「スカーゲン」。
スリムな形状や色彩の組み合わせは、シンプルながらもしっかり存在感があります。
値段も15,000円前後で手が出しやすいのも魅力のひとつです!
デジタルウォッチの定番:G-SHOCK(ジーショック)
驚異のタフさで世界中で人気のG-SHOCK。
女性向けのBABY-Gもめちゃくちゃユーザーが多く人気!
スマートウォッチに匹敵するような機能性の高さや、G-SHOCKにしかないタフさは魅力的です!
まとめ:スマートウォッチとアナログウォッチ、ライフスタイルに合わせて決めよう
今回はスマートウォッチとアナログウォッチについて比較してきました。
スマートウォッチとアナログウォッチのどちらがいいかは使う人のライフスタイルによって決まるので一概には言えません。
運動をする人や、仕事でメールや電話の確認を頻繁に行う人には、多機能なスマートウォッチが活躍するでしょう。
逆に、日々充電するのが億劫だったり、時計は時間を確認できればOKという人や、テストなどが多い学生さんにはアナログタイプの時計がおすすめです。
スマートウォッチが気になる人も、シンプルなアナログウォッチを併用しておけば、スマートウォッチが使えない環境でも重宝します。
自分のライフスタイルやファッションのスタイルに合った時計を探してみてください。